なぜ、宝くじに当たると破綻するのか?

「もし、宝くじで3億円が当たったら」

宝くじを買わない人でも、

本当に当たったら嬉しいことだと

思います。

 

これは誰もが一度は考えたことの

ある夢のひとつではないでしょうか。

 

セミリタイアして、南の島で暮らしたい。

 

都心の一等地に豪邸を建てたい。

 

あこがれのスポーツカーを手に入れたい。

 

会社を辞めて、

世界一周の旅に出かけたい。

 

いろんな夢が浮かんでくることと

思います。

 

しかし、実際に宝くじで3億円当たったり、

何億ものお金を親から相続した人が

数年で破たんした、

というのはよく聞く話です。

 

なぜ、何億ものお金を手にしながら

破綻してしまうのでしょうか?

 

「自分は絶対そのようにはならない」

と思っていても、

今まで扱ったことのない大金を

手にすると、多くの場合、

金銭感覚が狂ってしまいます。

 

そして、お金があるということを理由に、

必要でもない大きな買い物をしたり、

無駄遣いをしたり、

架空の投資話に騙されたりするケースが

多いのが現状です。

 

でもなぜ、こういうことが起こるのでしょうか?

 

これはまさにお金を扱う知性、

つまり「お金の教養」の問題なのです。

 

お金は現代の社会にはなくては

ならないものですが、

お金には大きく分けて3つの価値が

あります。

 

1つ目は、物やサービスと交換する手段。

 

物々交換を行っていた時代と、

貨幣というお金ができてからの時代では、

あきらかに物の交換が便利になっています。

 

2つ目は、物の価値を計る基準。

 

100円の物と、1万円の物では、

1万円の方が良い物とわかります。

お金とは、その物の価値を計る上で、

とても公平な役割をします。

 

3つ目に、お金を持っていることの

安心感です。

 

言い換えると、

お金を持っていないことによる

将来の不安から解放される、

ということにもなります。

 

このような価値のある便利で

公平な「お金」ですが、

人や扱い方によって印象は

様々です。

 

「お金のことは人前で話すことが

できない」

「お金は汚い」

というイメージを持っている人がいれば、

「お金は大事」

「お金しか信じられない」

というイメージを持っている人も

います。

 

本来、物やサービス、

そして時間などと交換できる

便利なはずのお金が、

その考え方ひとつで、

お金だけに執着する人を

生み出したり、

一方でカードローンや、無理な借金、

そして扱ったことのない大金などを

手にした時に、

人生を狂わしてしまうほどの

「凶器」となってしまうケースも

後を絶たないのです。

 

例えば、

包丁は野菜やお肉を切ったり、

おいしい料理を作ったりするために

必要不可欠なものですが、

使い方を間違えると、

人を傷つける凶器となってしまいます。

 

自動車などの乗り物も同様です。

正しく使えばとても便利で

効率的なものなのに、

乗り方を知らない人や、

危険な運転をすると、

一気に凶器と変わるのです。

 

包丁の扱いや運転と同じように、

「お金の扱い方」を家庭や学校で

教わるべきなのに、

今まで誰も教えてくれることは

ありませんでした。

 

お金の正しい考え方や扱い方、

将来設計を行う上での

お金との付き合い方など、

大切な知識を全く知らないまま

大人になり、

社会に放り出されるのです。

 

目にしたことのない大金を

前にすると金銭感覚が狂ってしまい、

破綻するケースが後を絶たないのは、

「お金の正しい扱い方」を

誰からも教わってこなかったことが

原因だったのです。